第22回公演「ウィーン気質」

第22回公演「ウィーン気質」

喜歌劇「ウィーン気質」
J.シュトラウスII
全3幕/日本語訳詞上演
(ピアノ伴奏による全曲上演)日程:
★ 2010年1月16日(土)
午後5時開演(午後4時30分開場)
★ 2010年1月17日(日)
午後2時開演(午後1時30分開場)会場:新宿区牛込箪笥区民ホール全席自由 2,000円(税込み)

【キャスト】
・バルドウィン・ツェドラウ伯爵(テノール) ・・・・・ 利根川聡
・ガブリエーレ・ツェドラウ伯爵夫人(ソプラノ) ・・・・・ 久保直子
・イプスハイム・ギンデルバッハ(首相:バリトン) ・・・・・ 藤本純也
・フランツィスカ・カリアリ(バレリーナ、伯爵の愛人:ソプラノ) ・・・・・ 小島麗未
・ヨーゼフ(伯爵の従者:テノール) ・・・・・ 佐藤尚之
・ペピ・プライニンガー(お針子、ヨーゼフの恋人:ソプラノ) ・・・・・ 松原礼子
・カーグラー(フランツィの父、木馬成金:バリトン) ・・・・・ 小林靖広
・ビトウスキー伯爵(テノール) ・・・・・ 海老名將
・御者(語り役) ・・・・・ 木下卓
・リジ(村娘:ソプラノ) ・・・・・ 植草寛子
・ロリ(村娘:メゾソプラノ) ・・・・・ 山田弥生

ガレリア座合唱団/ガレリア座バレエ団/ガレリア座管弦楽団アンサンブル
ピアノ:榎本祥子

【スタッフ】
・芸術監督/制作統括/指揮/演出 ・・・・・ 八木原良貴
・舞踊監督/振付 ・・・・・ 藤井明子
・美術監督 ・・・・・ 長谷部和也
・訳詞 ・・・・・ 杉浦まり


~あらすじ~

【 第1幕 … ウィーン郊外、ツェドラウ伯爵の別荘 】 ロイス・グライツ・シュライツから急遽首相がウィーンにやってくるという知らせを持って、ツェドラウ伯爵の従者、ヨーゼフが現れる。
だが、愛人フランツィを住まわせているこの別荘にも伯爵はいない。フランツィに所在を問い詰められているところに伯爵が帰宅。
町の仕立て屋で出会ったお針子をどう口説こうか、伯爵の相談に、手馴れたヨーゼフは、今夜ヒーツィングの夜祭に来てほしいとの手紙を口述筆記する。
それを持って伯爵がいそいそ出かけていくと、今度はヨーゼフの恋人ペピが現れ、二人も夜祭に行こうと盛り上がる。
ペピと入れ替えに、首相が登場。出迎えたフランツィを伯爵夫人と誤解し、当人の前で伯爵の浮気の噂話。フランツィを怒らせる。
最後に伯爵夫人が登場。結婚当初は、堅物だった伯爵との暮らしを難しいと感じていた夫人だが、最近の伯爵の変化を確かめようと別荘にやってきたのだ。
美しい伯爵夫人を、これこそ愛人と誤解した首相は、早速伯爵と別れるよう切り出す。そこへ伯爵がご帰還。
フランツィも現れて、追い詰められた伯爵は、首相に小声で助けを求める。
万事承知と勇んだ首相は、あろうことか伯爵夫人を自分の妻だと紹介して、夫人を連れて別荘を出て行く。

【 第2幕 … ビトウスキー伯爵邸の舞踏会 】 衣装の不具合により、フランツィの代役でペピが踊りを披露する。
一方、伯爵は夫人から今朝の出来事を問い詰められ、あれは首相の愛人で、別れるための口実に君を妻と言ったのだと取り繕う。
他方、フランツィには、彼女は自分の妻だと真実を告げるが「あんな美しい人が奥さんのわけがない。」と、信じてもらえない。
二人から今夜ヒーツィングに付き合ってと迫られるが、もちろんお針子との逢瀬を楽しみにしている伯爵は仕事を理由にお断り。
これは愛人とのランデヴーと踏んだフランツィはヨーゼフに同行するよう強制する。ご主人様の愛人に命じられてはヨーゼフも断れない。
泣く泣くペピにキャンセルを申し出て、二人は大喧嘩。腹いせにペピは今朝もらった手紙の主にYESの返事を伝える。
あろうことか、ヨーゼフが口述筆記をしたラブレターの宛先は自分の恋人ペピだったのだ。事の真相を突き止めたい伯爵夫人はヒーツィングの同行を首相に頼む。
美しい女性の申し出を断れず、首相は今夜のデートを承諾する。
そこへフランツィが現れる。気の大きくなった首相は、フランツィを伯爵夫人と、伯爵夫人をフランツィと紹介し得意満面。そこへビトウスキー伯爵が現れて、伯爵夫人を皆に紹介するので、首相は真実に肝を冷やす。

【 第3幕 … ウィーン郊外、ヒーツィングの夜祭 】 伯爵がヒーツィングで逢引する新しい恋人が誰なのか、それが皆にはわからない。
フランツィと伯爵夫人の企みをヨーゼフが伯爵に忠言すると、様子を見てくる間だけ、例のお針子の相手を頼むと命じられる。まんざらでも…と、相手の顔をのぞいてみれば、喧嘩中の恋人ペピ!ヨーゼフの怒りも最高潮に達するが、それもこれも大好きなヨーゼフが相手にしてくれないからと言われれば、怒りきれなくなって二人は元の鞘に収まってしまう。
最後に伯爵と伯爵夫人。はじめは堅物で馴染めなかった貴方も、恋人やら愛人やら、すっかりウィーン流になったのねと夫人に許され、全員がウィーン気質をたたえて幕となる。

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